２台目のエアロ開発になるロードスター。（通称4世代目を意味するND型）この車のエアロを開発する決断をするのだが、納車後試乗して開発を中断する。それはこの車が持つたったの990キログラムという軽さ、エンジン位置は、高い運動性能を突き詰める位置づけ重心を低く、なるべく車両真ん中に配置されたフロントミッドシップ。考え方がまさにレーシングカーを作る時の拘りで運転していてほくそ笑んでしまいたくなる程に楽しさが溢れる開発を中止した理由はここにあった。まずはこの車の良さを知る事を優先し半年間、これでもかと走りまくった。そして高速走行でこの車が抱える特性を知る。ここから開発をやり直す。

高速走行でのフロントの安定性とオープンカー故の書き乱れる風を整える事を課題に揚力の低減とダウンフォース発生を導入し自動車メーカー究極仕様として作り上げた人馬一体をより向上させるクルマ作りを行うために若いころＧＴレースをレポートしながら得た経験をデザインの段階からフルで注いでいった....

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